〜Maison de Paradis〜
天使もたまには深呼吸
北川想子作品展

2004/1/13(火)〜1/20(火) 1/19(月)休み
平日14:00〜20:00 土日12:00〜20:00
*最終日は記念日ですので、平日と同様20:00まで。

西荻カフェギャラリー・サパナ









たいへん遅くなりましたが、展示の様子をご紹介します。
いくつかの写真は西崎憲さまに撮っていただいたものを使用させていただいております(ありがとうございます)。

photo by ken nishizaki

photo by ken nishizaki

ギャラリーの中はいつも暖か、穏やか、でした。





photo by ken nishizaki

photo by ken nishizaki

photo by ken nishizaki







展示されたのは、
小さいものから大きなもの、ポストカードの原画まで、多くのイラスト、
お手紙の中の小さな絵本やお話、短歌、
創作のエッセンスにされていたり、お好きだった絵本や書籍、









下のボックス・スペースは、サパナさんならでは。
sokoさんの小さなイラストやぬいぐるみ、本たちが、
まるでそこにあったみたいに収まってゆきました。






お持ちだったクマたちも、会場の棚の上にさりげなくずらーっ。

   





手作りの3匹のクマ、
(うしろに見えているイラストは、お母様を描いたもので、母の日のプレゼントだそうです)

































sokoさんご自身や、
飼っていらしたインコのシロとキチを写したお写真、





採りあげていただいた新聞記事、





白泉社の水上編集長が「デジャヴみたい」と仰ってくださった
発刊一周年の『天使のジョン』のコーナー。











販売コーナーでは、
自費出版童話集『ぼくとジンベイ』、「ハナグモ」が載った雑誌「MOE」、
短歌集『シチュー鍋の天使』を特集していただいた雑誌「詩とメルヘン」、
『シチュー鍋の天使』(沖積舎)、『天使のジョン』(白泉社)、
全13種類の、sokoさんが作ったポストカードの復刻版、
ミニイラストをあしらったメモパッドなどを置かせていただきました。








一度ならず数度、足を運んでいただいたかたも!
sokoさん、うれしかったでしょうね・・・。


sokoさんは、スタッフ側がいちばん緊張していた
ランチ登場の日には、
合図の雪を降らせて、励ましてくれました。


どんどん日が経つにつれて、
本当にsokoさんのお部屋みたいになってゆくサパナ。
不思議な気持ちでした。






展覧会中には、お花たちもお供して、sokoさんの作品を守ってくれました。
DKiSさま、植松大雄さま、渡辺里香・志保さま、佐藤弓生さま、広沢さま、
飯田有子さま、白泉社・MOEさま・・・、
たくさんお寄せいただき、ありがとうございました。

    

 


また、高山直之さんがお持ちくださったBGM、
「エンジェルズ・キャンドルズ」(モイア・ブレナック)は、
心が安まると、好評でした。




搬入から搬出まで、ずっと付き添っていただいた
西崎憲さんが作ってくださった、
sokoさんのプロモーション(?)・アニメーションが、
最終日には、パソコンごと登場!






最終日のsokoさんのお誕生日、
日もとっぷり暮れて、閉展が近づいたとき、

西崎さんが、「少しお時間をください」、と仰いました。
そしてなんと、上のアニメーションにご自身がつけた曲を、
生演奏してくださったのです。







展は、その場にいらした方々と
sokoさんのテーマソングを聴きながら、
静かに終わりを迎えました。



photo by ken nishizaki


多くのかたのご来場、
本当にありがとうございました。












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以下は、カフェギャラリー・サパナの宮田さんが
この展のために作ってくださった短歌のオリジナル・メニューです!


サパナのキッチンは小さいけれど機能的。


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冷めていくばかりのテ・オレ 冬夜に傷跡みたいなサクレ・クール

長すぎる午後のアイスティー 水滴が星の重みに耐えかねている

お砂糖はいくつになさいます すこし他人にもどる朝のアッサム

南国の手描き皿をみつめつつ食後のコーヒー待つ君がいる

もう愛とよべないことを知りながらコーラの壜の意匠をみつめる



<土・日のみの特別メニュー>
シチュー鍋セット
(ミニシチュー+バターロール+空豆とウドのサラダ+食後に紅茶又はコーヒー)


シチュー鍋に背中を向けた瞬間に白い巻き毛の天使がこぼれる

焼きたてのバターロールがさめるのを遠まきに待つひとみの無心

水色のお皿にウドと空豆のサラダで日曜日にさようなら



シチュー鍋セット・特別レシピ公開します!!
(ギャラリーオーナー兼、今回はシェフも勤めてくださった宮田さんに
レシピをいただきました。本当にありがとうございました)



●シチューレシピ

材料(4人分)
豚肉(シチュー用) 250グラム
じゃがいも 2個
ニンジン 1本
ブロッコリー 1つ
タマネギ 二分の一
小麦粉 大さじ二分の一
サラダ油 大さじ1くらい
マギーブイヨン 1つ
ローリエ 1枚
バルメザンチーズ 適量
塩 胡椒(3種白黒ピンクの胡椒をミルしながら) 適量
水 300cc
牛乳1カップ(200cc)
パセリ 少し


「ホワイトソース」
タマネギ 二分の一)
バター 20グラム
小麦粉 大さじ2
牛乳 1カップ


豚肉に塩コショウをまぶしておく。いためる前に小麦粉をまぶす。

タマネギ二分の一を縦にさくさく切る。

ジャガイモの皮をむき一口大より少しおおきめに切り、水にさらす。

ニンジンの皮をむき、1センチの輪切りにする。
(単独で塩を少々入れたお湯で茹でておく。箸が通る固さで、茹で過ぎに注意。水をきっておく。)

ブロッコリーを小房にわける。
(単独で塩を少々入れたお湯で茹でておく。茹で過ぎに注意。水をきっておく。)

豚肉を油でいためます。白っぽくなり、すこしオレンジ色の焦げ目がついたら、タマネギとジャガイモを入れて炒める。少し油をたしてもよい。

少しいいにおいがしてきたら、水300ccをたす。火は加減しながらずっとつけています。
全体を木べらでこそげるようにする。
マギーブイヨンとローリエを入れる。
ぐつぐつしてきて、アクが出てきたらとる。
12分くらい煮る。

電子レンジでホワイトソースをつくります。
耐熱の深いお皿か、ひとり用土鍋にみじん切りしたタマネギとバターを入れ
ラップや蓋をしないで電子レンジで2分30秒加熱する。
タマネギがしんなりしているか確認してから(まだだったらもう少しレンジで過熱)
小麦粉を加えて泡立て器でかきまぜて、牛乳1カップを少しづづ加えて、溶きのばす。
電子レンジで2分30秒加熱。
取り出して、またかきまぜる。
電子レンジで2分30秒加熱。
(電子レンジは500ワットの場合の目安です)

鍋のジャガイモに箸がささるか確認してから
ホワイトソースに牛乳1カップをまぜてから、鍋に入れる。

バルメザンチーズ、塩、胡椒を味をみながら振りいれる。

茹でておきたニンジンをいれて、また少しあたためる。
器によそってから、ブロッコリーをそえる。
刻んだパセリをちらす。



●ウドと空豆のサラダレシピ

材料(小鉢で20人分)
ウド 2本
冷凍塩茹で空豆 3袋
ジャガイモ 大きいのを3つくらい
塩、黒胡椒 マヨネーズ
 

ウドは厚く皮をむいて、3センチに輪切りしてから、太めの千切りにする。
水300cc、酢を50ccくらい入れたボウルにつけて、アクぬきをする。(20分くらい)
沸騰したお湯に塩を2つまみほど入れて、ウドを茹でます。30秒くらい。
水をきって(しぼって)おきます。

沸騰したお湯に冷凍塩茹で空豆を入れてゆでます。空豆があったまったら水をきって、
皮をむきます。綺麗に皮がむけた豆は別に少しとっておきます。

皮をむいて水にさらしておいたジャガイモをほくほくに茹で、なべの水をきってからも軽く火にかけ粉ふきいもにする。
わたしはスリコギで叩いてマッシュしました。

マッシュしたポテトに空豆をいれてスリコギでまぜます。
豆は全部つぶさなくてもいいです。
ゆでたウドを入れてまぜます。

マヨネーズ、塩、胡椒を、味をみながら入れてまぜます。

アイスクリームディッシャーですくい、きれいに皮のむけた空豆で飾ります。



●バターロール

パン屋さんのバターロールを
トースターで2分あたためます。
焦げそうだったら、1分くらいで出します。




↑最終日に携帯で収めたものですー、
これが結局いちばんよく撮れていました。


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*カフェでは、その他お飲物も各種ありますし、クランブルと呼ばれる焼き菓子も、とってもおいしいんですよ!!


↑焼きバナナのクランブル